近視抑制治療

ORTHOKERATOLOGY

相模原眼科の近視抑制治療の特徴

近視抑制治療の専門家がサポート

院長の岡野医師が長年滞在していたシンガポールは近視率の高い国です。最先端の研究開発と政府支援が整った国で、あらゆる方法を臨床で経験し、手応えを得ることができました。医師に向けた近視抑制治療のガイド執筆のほか、シンガポール国内でセミナーを実施するなど、近視抑制治療の啓蒙活動にも尽力しております。

選択肢から納得の治療

国内の近視抑制治療はオルソケラトロジーの利用が一般的です。海外では「遠近多焦点コンタクトレンズ」(メニコン社DUO、シード社EDOF)も治療方法として確立しており、近視の抑制に有効であることが分かっています。シンガポール在住のべ1000人の日本人学童への安全と効果も実証済。オルソケラトロジー以外にも複数の選択肢をご用意し、経験とデータに裏打ちされた治療を行います。

専門性高い視能訓練士

当院の視能訓練士は、国内最大手のコンタクトレンズメーカー出身。同治療最先端国シンガポールでの豊富な治療経験のほか、レンズの商品知識、導入事例など、専門性の高い知識が強みです。結果にこだわる治療を、自信をもって、お手伝いします。

こんな方におすすめ

近視の進行を緩めたいお子様

進行が止まる18歳までのなるべく早い開始が効果的です。近視がかなり進行した強度近視の方でも、近視抑制治療により進行が遅くなるという研究結果が報告されており、近視の強弱に限らず推奨しています。また日中、眼鏡をはずしてスポーツなどアクティブに行いたいというお子様にも適しています。

昼間に裸眼で過ごしたい大人の方

スポーツやアウトドア活動で眼鏡や普通のコンタクトレンズが不便な場合、また日中に眼鏡なしで快適に過ごしたい方が適応となります。大人の場合、既に近視の進行は止まっているため、オルソケラトロジーが視力に影響するということはありません。

よくあるご質問とその答え

Q近視抑制治療の効果が最も高い治療方法は何ですか?
A

オルソケラトロジーとアトロピン点眼の併用が、近視の抑制に最も有効であるという報告がされています。

Qオルソケラトロジーやアトロピンを使用すると近視を治すことができますか?
A

近視を治す、例えば「今0.8の裸眼視力を1.2にする」など視力を上げることはできません。また、完全に食い止めるということもできません。しかし、何もしなければ坂道を転げ落ちるように悪化していくスピードを緩やかにすることは、研究で明らかになっています。抑制効果は個人差があると言えます。

Qアトロピンを点眼し続けることにより、副作用の心配はありませんか?
A

シンガポール国立眼科センター(SNEC)の0.01%アトロピン点眼治療の効能・効果及び安全性(2年間継続)の報告発表によると、安全性の問題はないという報告がされています。

  • アレルギー性結膜炎・皮膚炎の発症の報告はありませんでした。
  • 白内障を発症するという報告はありませんでした。
  • 網膜機能に影響を与えるという報告はありませんでした。
  • 眼圧に影響を与えないという報告でした。
  • 目の遠近調節機能低下、瞳孔が開き続けるなどの報告はありませんでした。

実際にシンガポールのクリニックでも8年間処方していた中で副作用はほとんど見られませんでした。

Qアトロピンはどれくらい続けると効果がでますか?
A

半年以上の継続、できれば2年以上の治療をされますと、効果が期待できます。

Q近視抑制治療の効果を上げるために、家でできることはありますか?
A

屋外での活動を増やすことです。アメリカやオーストラリアの研究で、外遊びや屋外活動が多い子どもは近視リスクが低いことが発表されています。太陽光の中の紫外線の内側にある「バイオレット・ライト」という紫色の光が、近視の進行を抑えることが分かっています。近年、家の中でゲームをするお子様が増えていますが、目のためにも外で活動する時間を増やすことをおすすめします。

Q近視抑制治療は、いつまで続ければよいのですか?
A

一般的には、体の成長のピークを終える時期、男子は18歳ごろ、女子は16歳ごろに近視の進行が緩まるといわれています。できればその時期まで続けることをおすすめします。

そのほか、治療についてご不安な点があれば、ご遠慮なくお問い合わせください。

近視抑制治療の流れ

STEP01

ご予約

ご予約時には「近視抑制治療」とお伝えください。

※近視抑制治療は保険適応外自費診察です。たとえば、「ものもらいができた」という診察と同時に近視抑制治療の定期検査をすることができませんのでご注意ください。詳しくはクリニックにお問い合わせください。
STEP02

初回診察

初回の診察時に、視力や基本的な目の検査を行います。

STEP03

ご説明

どのような方法で治療を始めるか、目の状態に応じてご説明します。

(その場で治療法を決定する必要はありません、特に低学年のお子様の場合は、ご家族の協力も大切ですので、必要に応じてご家族でご相談ののち、再度ご来院ください。)
STEP04

治療開始

ご希望の場合はその日から目薬の治療を開始できます。近視抑制用コンタクトレンズのお渡しは、初めての方(初装)は後日ご予約日に装着指導と共に行います。

STEP05

追加処方

治療開始後、1か月後に目薬の追加処方を行いますのでご来院ください。

STEP06

定期検査

治療中は、1~3か月に1度は定期検査にご来院いただくことをおすすめします。