手術について

OPERATION GUIDE

手術案内

緑内障手術

目次

緑内障手術とは

緑内障は、視神経がダメージを受ける病気です。この視神経は、網膜に映った画像を脳に伝える役割をもつため、欠損した視神経の部分は、ものを見ることができなくなり、視野の中で欠損します。

治療としては、眼圧を下げる目薬で進行を遅らせる以外に方法はありません。正常眼圧緑内障の場合でも、眼圧を下げることで緑内障の進行を抑えることができます。
目薬でも眼圧が下がらない場合や、視野欠損の進行が早い場合は、手術を行う場合があります。

当院の手術について

当院では、レーザー治療のほか、トラベクロトミー(流出路再建術)トラベクトロミー(線維柱帯切開術)、カフーク手術などを行っております。

まとめ

私たちの目の中には房水という液体が栄養を届けています。これは線維柱帯(せんいちゅうたい)という房水の流れを調節する場所を通り排出されますが、この線維柱帯に問題が起こると、房水が外に流れにくくなり、眼圧が上がります。
房水を流れやすくすることが、ひとつの大切なポイントになるため、房水の排出場所である線維柱帯の目詰まりをなくしたり、眼球に小さな穴を開けて、房水の排出場所を確保します。

いずれの手術も、視野を回復させるものではありません。一度失った視神経は元には戻らないため、早期の発見と治療の開始が予後を左右します。日本人には正常眼圧緑内障が緑内障人口の半分以上を占めています。40歳を過ぎたら眼圧だけでなく、緑内障のチェックを定期的に受けるようにしてください。